京つけもの西利

十一月〈霜月〉

立冬【りっとう】

11月8日頃

木枯らしが吹きはじめ、冬の気配が感じられます。

今月の京都

海のない京都で愛される“ニシン”

海から離れた京都では魚を手に入れるため、先人たちがさまざまな知恵や工夫を凝らしてきました。身欠きニシンもそのひとつ。乾燥させ、干物にした身欠きニシンは西回り航路や鯖街道を経て、京都に運ばれてきました。そんな身欠きニシンは、野菜との炊き合わせや、甘露煮にして汁そばに乗せたニシンそばなどが人気の料理です。特にニシンそばは京都の名物として定着しており、古くから親しまれています。

【監修】
植物遺伝学者/京都府立大学文学部教授/農学博士
佐藤 洋一郎

京の歳時記

亥子祭
火焚祭
吉例顔見世興行

いまが旬の京漬物

Page Top