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西利ママ社員の座談会【後編】「西利で子育て中、子育てと仕事のいい関係」
西利で子育て中、子育てと仕事のいい関係
西利のママ社員5名が集ったランチミーティング は、漬物&和食談義を経て第2部へ。
次のトークテーマは、彼女たちが今まさに奮闘中の「仕事と子育ての両立」について。職場復帰の背景や毎日のやりくり、成長ポイントなど、今だから話せるホンネをぶつけ合ってもらいました。
【この記事の主な内容】
・仕事と家庭、多忙なママ社員の毎日
・平均勤続年数17.2年! 西利って働きやすいの?
・子育ての経験が仕事にもプラスになる
前回の記事 : 西利ママ社員の座談会【前編】「和食と漬物から考える子どもの好き嫌い」
左から宮本さん、重福さん、鎮目さん、藤代さん、野村さん。
ー ワーキングマザーのみなさんは、仕事と家事と育児、膨大なタスクをどのようにこなしているんですか?
朝起きてから出かけるまでの約2時間はバタバタです! 家事は朝にまとめてやる派なので。
私も朝派。でも、うちは家事を分担しているので楽なほうかも……夫が朝ごはんの準備をしている間、私は洗濯物を干したりしてます。
何かひとつでも手伝ってもらえると助かりますよね。うちは夫の帰りが早いので、子どもをお風呂に入れる係をお願いしてます。
うちは遅いからアテにできないなぁ……家に帰ってご飯を食べるまでは忙しすぎて座ることすらできない。
集中的に家事に取り組む時間をつくらないと、子どもと遊んだり、寛いだりできないよね。
家で寛ぐのって難しくないですか?
私、家事の処理スピードが速いの。家に帰ったら「座らない」と決めていて、とにかくササッと済ませて子どもとテレビを観ながら、1時間くらいビールを飲んでまったりする(笑)。
さすが! 私は通勤中が一番寛げる時間かもしれない(笑)。気持ちを切り替えるための大事な時間なんです。
小さいお子さんをもつ西利のママ社員にとって、なかなか「自分の時間」を確保するのは難しいのだそう。
ー ところで、勤続22年の重福さんを筆頭に、みなさん新卒入社で10年以上のキャリアがあるそうですね。これまでに転職あるいは、結婚や出産を機に辞めるといった考えが浮かんだことはありませんでしたか?
新人の頃は転職を考えたりもしましたが、それ以降はないですね。社員同士の仲が良く、尊敬できる先輩もいたので、自分も頑張ろうって思えました。
社会全体の女性の働き方についての考え方が変わってきましたよね。私が入社した当時は、結婚や出産を機に退職する女性社員が、西利に限らず多くて、自分もそうなるのかなぁって漠然と思ってました。流れが変わったのは、重福さんが社内で初めて産休・育休を取得されてからです。私も含め、重福さんの後に続く人が増えていきましたね。
重福さんは最初、どんな感じで会社と相談したんですか?
この職場で仕事を続けたかったので、自分で調べたことを、自然に投げかけてみたのよ。「産休・育休制度の法律ができて、復職後は時短勤務ができるみたいですけど、うちの会社はどうなりますか?」って。
復帰後も大変だったのでは? 子どもの発熱で保育園から呼び出されたり、想定外のことが起こりますよね。
周りに助けてもらうしかないよね。一個一個お願いごとが増えていくなかで、現場や会社の理解も得られ、働きやすい環境に変わっていったと思う。
時短勤務の限度も、最初は3歳までだったのが6歳に引き上げられて、臨機応変に対応してくれるようになりましたよね。
会社の風土というか、上司部下の関係でも基本的にみんな仲がいいから、私たちの声がトップに伝わりやすいのかも。
もちろん、要望が通るかどうかは会社の判断ですけど、相談しやすい雰囲気がありますよね。ママ社員が働く環境として恵まれているほうだと思います。
風通しのよい人間関係が、産休・育休や時短勤務の取得、ひいては仕事と家庭の両立に繋がっているのだそう。
ー 子育てを経験して、ご自身の成長を実感できるところはありますか?
何をするにも段取りがよくなりましたね。育休中、子どもが寝ているわずかな時間しか動けなくて、いつも段取りを考えながら過ごしていたので、それが仕事に活かされています。
独身の頃より目標をもって働けていますね。多少しんどくても、子どものため、家族のためと思うと乗り越えられる。この感覚は独身の頃にはなかったかも。
私も気持ちの部分ですね。子どもに恥ずかしくない自分でいようという気持ちから、仕事の責任感が増したように思います。
接客の際、子連れのお客さんに対しても積極的に話しかけられるようになりました。以前は「かわいいですね~」くらいしか言えなかったので大進歩です。
私は周りからよく「丸くなったね」と言われる(笑)。前は後輩の子が教えた通りにできなくてイライラすることもあったけど、今はできなくて当然、できるまでとことん付き合うよって、子育てと同じ視点で指導できているから。
なんだか私たち、いいことばっかり言ってませんか?(笑)
課題もありますよね。たとえば、私たちが夕方に帰ったあと、独身の社員さんに仕事の負担が集中しがちなこと。学生アルバイトの数を増やすなどして改善できればいいかもしれません。
学生アルバイトといえば、長続きする人が多い反面、大学卒業と同時に一気に減るから、現場はちょっと混乱しますよね。
ー 人手不足の問題もあるようですし、この機会に西利でアルバイトをするメリットを発信してみては?
清水寺や嵐山などの観光地で働けること。ほとんどのお店が観光地にありますからね。最近、外国人のお客さんがめちゃくちゃ多いので、語学の勉強も兼ねられます。外国語を話す機会を増やしたい学生さんにはいいかも。
英語を話せる社員が少ないので、大大大歓迎ですよね!
私たちが今着ている着物風のユニフォームが着れる、とかは?
前にいましたよ。この服が着たくて西利に入ったというアルバイトさん。
気持ちの面でいうと、職場の雰囲気がいいところ。いい意味で漬物屋らしからぬキャピキャピ感があるよね(笑)。誰かさんはアイドルのライブに行ってるし。
それって私のことですか!? ええ、行ってますとも!(笑)
社員とアルバイトでごはんを食べに行くこともよくあるよね。プライベートでいろいろ経験できて、世界が広がるんじゃないかな。
京都駅のポルタ店なら、重福さんが優しく指導してくれる。メリットになりませんか?
どうかな~!(笑)
めまぐるしい日常を送りながらも、明るくいきいきと頑張っているママ社員たち。子どもだけではなく自分自身を、そして仕事仲間や会社との関係性も大事に育てている様子が伝わってきました。成長を続けるママ社員と西利のこれからに乞うご期待!
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