平成25年「和食;日本人の伝統的な食文化」が、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。評価されたのは多様で新鮮な食材を生かし、健康的。そして自然の美しさや季節、年中行事と深く関わっているという日本の食の特徴でした。西利は、この和食に生きる豊な素材と旬のこころを生かし、体に優しく、そして日本の風土に寄り添う漬物づくりを目指しています。
美味しさへの挑戦
和食の歴史とともにある「京つけもの」。その伝統と職人の技を大切に受け継ぎつつ、現代のライフスタイルに合った商品を作ること。それが、西利が今までもこれからも目指すことです。さらに、健康な食を求めるお客様の願いに応え、環境への気遣いも忘れない。「美味しさ」に込める、人と環境へのやさしさ。西利はそんな漬物作りに挑戦しています。
伝統の技が生きる
「伝統の味を受け継ぐ」。それは、先人の知恵と技術を理解することはもちろん、現代の環境の中で変わらぬ味を保つためのさらなる努力の連続です。西利は昭和51年、千枚漬で総理大臣賞を受賞。伝統の味を日々、磨いています。
西利が誇る創作京漬物
野菜の色と味を生かし低塩、昆布だしであっさり、みずみずしく漬る「京のあっさり漬」は、西利が初めて開発し、漬物の新しいジャンルを開拓しました。お酒のおともや惣菜として楽しめる新しい漬物の味とかたちを提案しています。
健康漬物 乳酸菌ラブレシリーズ
京都の伝統漬物「すぐき」から発見されたラブレ乳酸菌。そのラブレ乳酸菌を活用した「西利乳酸菌ラブレ」シリーズを 1994 年に発売。 2000 年京都中小企業優秀技術賞を受賞しました。
安心を何より大切に
西利の漬物の原料となる野菜は、京都を中心とした契約農家、直営の農業産業法人(株)京つけもの西利ファームで育てた国産野菜を使用。それを職人が一つ一つ検品し、下処理をして丁寧に漬込みます。京丹後にある「西利あじわいの郷工場」の7000㎡を超える大型の加工工場にはクリーンルーム作業室を備え、徹底した衛生管理が行われています。人の手と最新の技術を駆使することで「安心」の漬物が生まれます。
着色料・保存料無添加
今や、ヘルシーフードとして世界に知られる和食。製品管理、パッケージの工夫によって保存料を使わず、常温保存できる商品を開発。着色料も使わず、自然のままの色と味をお楽しみいただいています。
徹底した品質管理
漬物は生き物。きめ細やかな管理が安心のかなめです。本社、味わいの郷工場、洛西工場には最新の衛生管理設備を備えた上、研究室が設けられ、毎日異なる気温や湿度、野菜の状態に合わせて発酵や漬込みの調整を行っています。
食品安全の国際規格ISO22000,ISO9001を取得。
※ISO22000は、食品安全マネジメントシステムの国際企画です。
※ISO22000の認証対象は、工場及び京漬物味わい処になります。
2002年、西利味わいの郷工場がエコ京都21循環型社会形成部門に認定されました。西利洛西工場は有機加工食品のJAS認定を受けています。
地球への心配り
美味しい野菜を育んでくれるのは清浄な大地と風土。その環境への気配りなくして豊かな食文化はありえない、と西利は考えます。「西利味わいの郷工場」では、漬物づくりで出る野菜のくずを堆肥化する施設を備えており、できた堆肥を畑で使うという循環型農業を実践しています。パッケージにも地球に優しい素材を採用するなど、西利は生産から販売に至るまで、地元と地球と共存する、持続可能な漬物づくりを目指しています。
循環型農業の実践
「西利味わいの郷工場」で、野菜くずから堆肥を作り、それを全国の契約農家の方に使っていただき、豊かな土壌作りにお役立ていただいています。野菜からいただいた恵みを、再び野菜に還す。理想的な循環型農業と言えるでしょう。
西利エコケース
西利が企画開発した「西利エコケース」は、省資源化に配慮した、環境に優しい、業界初のエコケースです。
特集記事
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